多様化する社会で、夫婦問題や離婚、関係修復などの問題は以前よりも複雑になっており、個々のニーズに合った相談窓口を見つけることが非常に重要になっています。
そのような問題をサポートするサービスで注目されているのが、株式会社リライフテクノロジー(以下、リライフテクノロジー)です。
同社は離婚、夫婦問題・修復で悩む人のためのサービス「リコ活」を運営しており、「すベては、幸せに向かう再出発のために」をミッションに、人々の悩みに寄り添い、新しい生き方を提案、実現に向けたサポートを行なっています。
本記事では、同社の事業内容・市場規模等について詳しく説明していきます。あなたの会社にも役立つヒントが見つかるかもしれません。
事業内容①:パートナー問題をオンラインで相談できる「リコ活」
リコ活とは、夫婦のお悩み相談から解決、関係性整理(離婚)、その後の再出発までをワンストップでサポートするサービスです。
リコ活では、弁護士や離婚カウンセラーとの面談を通して、相談者に対してワンストップで適切な支援を行います。
リコ活が生まれた背景
厚生労働省の人口動態統計によると、2021年の離婚件数は18万4384組でした。
「3組に1組が離婚する」と言われる中、どの夫婦にも「離婚」というものが非現実的なものではない世の中になってきました。また法制審議会の部会で、「共同親権」導入に向け検討が進められており、離婚後の親権制度が変わる中、離婚のあり方そのものが問い直されています。
そのような家族の形が多様化する時代に、離婚や夫婦問題に悩む多くの人をサポートするために、「リコ活」が生まれました。
リコ活の強み:課題解決カルテ
最大の特徴として、リコ活では独自開発の課題発見カルテを活用しています。
弁護士やカウンセラーの面談前にカルテに入力することで、面談前に課題を発見することが可能です。
また、同じカルテを利用することで、他の専門家に相談する際に同じ話をする負担を軽減します。
さらに、カルテを入力することで自身の離婚意思を確認したり、これまでの夫婦生活を振り返るきっかけになるなど、自己理解を深めることにも繋がります。
事業内容②:パートナー問題に役立つ情報サイト「リコ活メディア」
リコ活メディアは、離婚、夫婦問題・修復の役立つ専門家監修の情報サイトです。
弁護士やカウンセラーが監修した記事を公開しており、最新の信頼できる情報を提供しています。
市場規模:世界のオンライン心理カウンセリング市場は約37億ドル
Market Research Intellectの調査によると、オンライン心理カウンセリング市場は、2023年に36億7000万米ドルと評価されました。
同市場は2031年までに114億7000万米ドルに達すると予想され、2024年から2031年の間に年平均成長率(CAGR)17.39%で成長すると見込まれています。
メンタルヘルスの重要性の認識向上や遠隔医療サービスの普及が市場の成長を牽引しており、離婚や夫婦関係修復などを含む、メンタルヘルス問題への意識が高まる中、オンラインカウンセリングの成長も市場拡大を後押ししています。
資金調達
リライフテクノロジーは、2025年1月にシードラウンドにおいて資金調達を完了しました。
本調達はYazawa Venturesをリード投資家とし、今後は主力サービス「リコ活」の技術開発及び事業拡大や、離婚や家族再構築に悩む人へ革新的なソリューションを届けるために活用されます。
離婚・家族再構築をワンストップで支援するプラットフォーム「リコ活」を展開する株式会社リライフテクノロジー、Yazawa Venturesからの資金調達を実施
会社概要
- 会社名:株式会社リライフテクノロジー
- 所在地:東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビルヂング6階
- 設立:2022年 4月 15日
- 代表:小林 弘典
- HP:https://relife-technology.co.jp/
まとめ
本記事では、離婚・家族再構築を支援するプラットフォーム「リコ活」を展開する株式会社リライフテクノロジーについて紹介してきました。
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