
「年を重ねた親や祖父母の暮らしが心配だけど、仕事や生活に追われていて、どこまでサポートできるか不安に感じている。」こんな悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。私たちの大切な家族が幸せに過ごせるためにはどうしたら良いのか、いつも心に引っかかる問題です。
そんな中で注目したいのが、株式会社AgeWellJapan(以下、AgeWellJapan)が展開する、専任パートナーがシニアをサポートするサービス「もっとメイト」です。
この企業は、シニア世代の生活をより豊かに、ポジティブに支援するための新しいサービスを提供しています。超高齢社会を「問題」として捉えるのではなく、挑戦と発見を楽しみながらポジティブに歳を重ねる社会の実現を目指し、医療や介護の枠を超えた新しいシニア市場の開拓に取り組むことでシニア世代がより幸せで充実した生活を送るためのサービスを提案しています
本記事では「もっとメイト」とその他の事業内容について紹介していきます。
事業内容1:孫世代の相棒サービス 「もっとメイト」

「もっとメイト」は、シニア世代のウェルビーイングを実現するために提供されるサービスで、孫世代をサポートパートナーとして活用します。専任パートナーがシニアに対し、スマホの個別レクチャーや外出の付き添い、一緒にお話をするなど、多岐にわたるサポートを行います。利用者本人だけでなくその家族からの申し込みが可能で、祖父母への親孝行としても利用されています。
多岐にわたる利用内容

「もっとメイト」のサービス内容は、
初期設定から便利な活用方法までレクチャーしてくれるスマホ出張個別レクチャー、
パートナーと好きなテーマでディスカッションすることができるお話パートナー、
お買い物や通院などのお出かけにお供し、移動手段の提案もしてくれる外出の付き添いや
他にも書類の作成、整理を手伝うサービス、買い物、オンラインの予約を手伝ってくれるサービスなど多岐にわたります。そのため、暮らしの困りごとの解決から日々の生活を彩る手助けまで幅広く利用することができます。

また、利用者の家族が依頼者の場合、サービス実施後にLINEやメールでの報告機能もあるため、付きっ切りでサポートするのが難しい祖父母の暮らしを見守るサービスとしても利用できます。
厳選されたパートナー

「もっとメイト」のパートナーは利用者の暮らしに携わるため、かなり厳選採用されています。まず、登録時に在学証明書、運転免許証、パスポートなどの公的証明書の徹底確認を行い、身分に偽りがないかを確認します。その後複数回に及ぶ面接で人柄やホスピタリティをチェックします。現状合格者は4人に1人です。そして面接を合格した者には定期的な研修を実施しパートナーとしてのスキルアップ、プロ意識、安全管理を確認します。
また、パートナーになった後も顧客ヒアリングを通して人材育成を欠かさず行い、ワクチン接種などの健康面の配慮も徹底しています。
このようにパートナーを厳選することによって利用者が満足してサービスを受けられるように努めています。
多数のメディア掲載実績
「もっとメイト」には、テレビ朝日やNHK、日経新聞オンラインなど多数のメディアに掲載された実績があります。またメディア掲載を通してより多くの人に「もっとメイト」が広まり、AgeWellJapanが目指す「挑戦と発見を楽しみ、ポジティブに歳を重ねられる社会」を形成していくことを目指しています。
料金形態
会員プランには単発で利用できる「スポット利用プラン」と、コースによって利用回数が変わる「月額利用プラン」の2種類があります。
スポット利用プランは、1回2時間で13,000円
月額利用プランは、月1回・2時間コース が12,000 円
月2回・4時間コースが22,000 円
月4回・8時間コースが40,000円になります。
金額要相談でカスタマイズプランを作成することも可能です。
また初回サービス体験も行っており、そちらは2時間4,300円でサービスを受けることができます。
詳しい内容はこちらをご覧ください。
事業内容2:多世代コミュニティスペース モットバ!

「モットバ!」は、横浜・二俣川駅直結にある多世代交流を促進するコミュニティスペースです。10代から90代までの幅広い世代が集まり、挑戦と発見を通じて、ポジティブに歳を重ねるための活動が行われています。リモートワークや勉強、スマホ教室、カフェ、ワークショップ、パーソナルレッスンなどが開催され、世代を超えた交流の場として利用されています。
気になった方はこちらをご覧ください。
事業内容3:未来の超高齢社会を研究する「Age-Well Design Lab」

「Age-Well Design Lab」は、超高齢社会におけるポジティブな生き方を探求する研究機関です。シンクタンクとは異なり、実際の対話を通じて得られた生の声をもとに、ウェルビーイングやシニアマーケティング、世代間交流、幸福学などのテーマについて研究し、業界の専門家や企業と共に情報を発信しています。横浜・二俣川の「モットバ!」が研究拠点です。
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事業内容4:AgeWellを考える日本最大級のイベント「AgeWellJapan カンファレンス」

「AgeWellJapan カンファレンス」は、超高齢社会の未来を見据え、新たな価値を生み出すことを目的としたカンファレンスイベントです。業界のトップランナーを招き、ウェルビーイングやセカンドキャリア、DX、AgeTechなどの視点から、超高齢社会の問題について議論を深めます。また、海外の専門家や研究者も招き、グローバルな視点で課題を共有し、学び合っています。
気になった方はこちらをご覧ください。
資金調達:新たに1.3億円の資金調達を実施、累計2.5億円を調達

AgeWellJapanは、2025年3月4日に新たに1.3億円の資金調達を実施し、累計調達額は2.5億円となりました。本資金調達により、Age-Wellな価値観を持つ企業と新たな商品やサービスを創出し、地域社会に貢献する持続可能なまちづくりを推進するとともに、、人材採用の強化を行っていくと発表しています。
【資金調達概要】
<調達金額>
1.3億円
<調達方法>
第三者割当増資
<株主>
- Central Japan Seed Fund
- 株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
- いよぎんキャピタル株式会社
- 株式会社広島ベンチャーキャピタル
- ユナイテッド株式会社、
- 岡田 光信
- 福留大士氏
市場規模:高齢者市場2025年には101.3兆円規模に達すると予測

みずほコーポレート銀行 産業調査部の調査によると、日本では年々高齢者の数は増え続けそれに伴い高齢者向け市場の規模も拡大しています。高齢者向け市場とは、高齢者の支出を対象とした市場のことで高齢者の支出が増えるほど拡大する市場です。高齢者向け市場は、高齢者人口の変化に応じた需要増加に伴い2025年には101.3兆円規模(2007年対比161.1%)に成長し、国内需要をけん引する市場になると予測されています。
AgeWellJapanは主に高齢者に向けたサービスを展開しているため、この高齢者向け市場拡大に伴い、今後さらに事業を拡大していくことが期待されます。
企業概要
- 企業名:株式会社AgeWellJapan
- 代表者:赤木 円香
- 設立:2020年1月10日
- 所在地: 〒150-0002東京都渋谷区渋谷1丁目15−12 レイドアウト渋谷205
- 公式HP:https://agewelljapan.co.jp/
まとめ
本記事では、株式会社AgeWellJapanについて紹介しました。
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