最終更新日 25/03/18
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【株式会社VARIETAS】採用の常識が変わる?!学生満足度95%の「AI面接官」を提供する企業を紹介!

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(引用:PR TIMES)

近年の採用では、大手企業への応募が集中し、多くの候補者が書類選考で落とされ、面接で自分をアピールする機会が限られていました。また、人事担当者は限られた時間の中で適切な人材を見極めなければなりませんが、初期選考で候補者の「潜在的能力」を正確に判断することは非常に難しく、判断に偏りが生じやすいという課題がありました。

しかし、今回紹介する株式会社VARIETAS(以下、VARIETAS)のAI面接官なら、候補者のポテンシャルを公平に評価しながら、人事担当者の負担を軽減することが可能です。またこれにより効率的で公正な選考が可能になります。

本記事では、VARIETASのAI面接官がどのように採用課題を解決し、企業にとって有益であるかを詳しく紹介していきます。

事業内容:採用の常識を変える「AI面接官」サービス

(引用:PR TIMES)

VARIETASが提供する「AI面接官」サービスは、採用プロセスを効率化し、企業の人材選定を大きくサポートする革新的な技術です。

AI面接官は、従来の面接で重視される30項目に基づいて評価を行い、書類選考から一次面接までを担当します。このシステムにより、求職者のポテンシャルや実力を多角的に分析できるため、企業はより適切な人材を選ぶことが可能になります。

AI面接官には以下の3つの特徴があります。

AI面接官の特徴

  1. 書類から一次面接まで対応
    • AI面接官は、応募者が提出した履歴書や職務経歴書を基に、必要な情報を抽出・整理し、初期選考を自動で行います。これにより、書類選考のスピードが大幅に向上し、企業側は大量の応募者に対して効率よく対応できます。また、面接の日程調整や候補者選定もAIによって自動化され、面接担当者の負担が軽減されます。
  2. 30項目、人の6倍の観点からの多面的評価
    • AI面接官は、応募者のパフォーマンスを30個の項目から評価します。例えば、スキル、経験、動機、文化的適応、リーダーシップ、コミュニケーション能力など、従来の面接官では見落としがちな細かな要素も精密に評価します。これにより、より多面的かつ客観的な評価が可能となり、企業のニーズに合った候補者を見極める精度が向上します。
  3. 学生への具体的なフィードバック
    • AI面接官は、面接後に学生に対して具体的なフィードバックを提供することができます。フィードバックは応募者の強みや改善点を明確に伝え、次回の面接に向けた具体的なアドバイスを行うことができます。これにより、学生は自己成長を促進できるとともに、企業への信頼感も向上します。

また、これらの特徴による、AI面接官利用時の具体的なメリットは次の通りです。

AI面接官のメリット

  1. 採用コストの削減
    • AIを活用することで、書類選考から一次面接に至るまでの過程が効率化され、人事担当者の負担が軽減されます。これにより、従来の採用活動で発生していた多くの時間や人件費を削減できます。結果として、企業は応募者との直接的なやり取りに集中でき、対人での判断が求められる部分(最終面接や文化的適応の確認など)にリソースを割り当てやすくなります。
  2. 応募者の本来の性格やポテンシャルを見抜く
    • AI面接官は感情や偏見に左右されることなく、応募者を評価します。音声や言葉遣い、非言語的なコミュニケーションの分析も可能なため、学生の本来の性格や人間性、潜在的なポテンシャルをより正確に把握することができます。これにより、企業にとって最適な人材を見抜く精度が向上し、長期的な職務適性やキャリア成長の可能性も考慮することができます。
  3. 口コミ改善やエントリーから選考へ進む求職者を増やす
    • AI面接官は応募者に対して公正かつ透明なプロセスを提供するため、求職者に対して良い印象を与えます。面接の結果やフィードバックが公正であることが広まることで、企業の評判や口コミが改善され、より多くの応募者が自社に興味を持つようになります。加えて、選考の過程が効率的かつフレンドリーであることが、求職者をエントリーから次のステップへ進ませる動機となります。実際AI面接官の学生満足度は95%に達しており、かなり支持を得ていることがわかります。

導入事例:キリンや出光興産など大手企業で導入

(引用:公式HP)

VARIETASのAI面接官は、キリンホールディングス出光興産をはじめとする多くの企業で導入が進んでおり、特に新卒採用の分野で効果を発揮しています。例えば、数百人規模の応募者を効率的に選考する企業や、面接官が多忙で十分な評価ができなかった企業が、このAI面接官を導入することで、採用の質とスピードが大幅に向上したと報告されています。

さらに、AI面接官は一度設定すれば多くの候補者に対して均等な基準で対応できるため、採用活動における人的エラーを減らし、より精度の高い結果を得ることが可能です。導入企業一覧は以下の通りです。

導入企業一覧(2025年3月11日時点)
・キリンホールディングス

・出光興産

・ローソン

・三菱ケミカル

・横浜銀行

・ミサワホーム

・福山通運

・そごう・西武他

気になった方はこちらをご覧ください。

資金調達:シリーズA 6億円資金調達を実施

(引用:PR TIMES)

VARIETASは、SaaSスタートアップに特化したファンド「ALL STAR SAAS FUND」、国内最大級の運用総額を誇るファンド「グローバル・ブレイン」をコリード(共同リード)とし、リード投資家2社を引受先とした第三者割当増資で総額6億円を調達しました。

今後、2ndクローズとしてデットファイナンスによる追加調達を予定し、「AI面接官」の機能強化・導入企業の拡大を進め、業界標準化へ向けて進化し続けると発表しています。

【資金調達概要】

調達額

6億円

調達方法

第三者割当増資

引受先(順不同)

  • ALL STAR SAAS FUND
  • グローバル・ブレイン

アメリカでは99%の企業がAIを採用に導入

(引用:PR TIMES)

日本では採用におけるAI導入はまだ珍しい状況ですが、アメリカでは従業員5000人以上のフォーチュン500企業の99%がAIを導入しています。一方で、日本では従業員5000人以上の大企業においてAIを導入しているのは1%、15%が導入を検討中という現状があり、差は顕著です。しかし、AI面接官は従来の採用課題を解決する革新的なプロダクトとして注目を集めており、今後の市場拡大が予測されています。具体的には、AI面接市場は2030年までに約10億1,910万米ドルに達する見込みです。市場が成長するにつれ、日本でもAI面接官を導入する企業が増える可能性が高いと言えるでしょう。

AI面接官の誕生背景

VARIETASはAI面接官の誕生背景について、

社会に出て実感したのは、仕事(職種やポジション)と個人の資質が合っていると、その人は生き生きと働き、チーム全体も好循環を生み出し、ひいては社会全体も好循環になっていくということです。

しかしこれまで、「個々の資質」を客観的かつ公平に測る手段はありませんでした。ところがAI面接官を使えば、その客観的・公平な測定が可能になります。これは社会の仕組みを大きく変える力があると強く感じていますし、次の世代への正の遺産になると確信しています。

(引用:公式note)

と述べています。

今後AI面接官を用いた採用が一般化されることによって、個人の資質がより重視されるようになり、現代だけでなく次の世代の社会の仕組みに良い影響をもたらすことが期待されます。

企業概要

  • 企業名:株式会社VARIETAS
  • 代表者:木下隆太朗
  • 設立:2019年12月
  • 所在地:東京都世田谷区上野毛4-1-3-301
  • 公式HP:https://varietas.co.jp/

まとめ

本記事では、株式会社VARIETASについて紹介しました。

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