最終更新日 24/09/27
国内スタートアップ

【Bokksu株式会社】日本のお菓子を海外に届ける、NY発のスタートアップ

まとめ記事・個別記事食品
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(引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000093957.html

今回紹介するBokksu株式会社は、NY発の日本法人です。

日本の中小企業や家族経営のお菓子メーカーを支えることをミッションに、こだわりを持って作られた伝統的なお菓子とそのストーリーを世界中に発信しています。

主力サービスは、日本のお菓子とお茶をボックスに詰め合わせて届けるサブスクリプションです。

今回は、そんなBokksu株式会社の取り組みに注目し、事業内容だけではなく、Bokksuの沿革、資金調達、起業ストーリーなどにについても紹介していきます。

事業内容:日本の美味しい食品を世界に発信する

(引用元:https://www.kipc.or.jp/topics/.assets/gaiyou.pdf

Bokksuのサービスは、日本国外では購入が難しい食品を、海外でも購入することを可能にします。
現在は、ニューヨークと日本それぞれに拠点を持ち、日本菓子のサブスクリプションサービス「Bokksu」と、日本やアジアの食品を扱うECプラットフォーム「Bokksu Grocery」を運営しています。
この章では、これらのサービスについて詳しく紹介していきたいと思います。

Bokksu

(引用元:https://www.bokksu.com/

Bokksuは、海外に向けて、毎月1回、日本のお菓子とお茶が詰め合わされたボックスを提供するサブスクリプションサービスです。

「日本全国から仕入れた美味しいお菓子に加え、その文化的背景やストーリーを箱いっぱいに詰めて全世界にお届けする」というコンセプトをもとに提供されています。

海外では入手が難しい日本のお菓子を手に入れることができる人気なサービスとなっています。
2023年には世界100ヵ国、累計100万箱を突破するサービスへと成長しました。

Bokksu Grocery

(引用元:https://www.bokksumarket.com/https://headline.com/asia/ja-jp/post/founders-spotlight-of-bokksu-danny-taing

Bokksu Groceryは、日本やアジア地域の美味しい食品を扱うECプラットフォームです。 サブスクリプション同様、海外では入手が難しい食品を購入できる場として、活用されています。

沿革:世界100ヵ国、累計100万箱を突破するサービスへと成長

(引用元:https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00787/00004/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000093957.html

Bokksuは、創業者かつCEOのDanny Taing(ダニー・タン)氏が、2015年にニューヨークで始めたサービスです。

2016年には、法人化されサブスクサービスの提供を開始します。

2021年には、主力であるサブスクだけではなく、日本及びアジアの食品を中心としたオンライン・グローサリー「Bokksu Grocery」の提供を開始します。

2022年には、約25億円の資金調達に成功し、2023年には世界100ヵ国、累計100万箱を突破するサービスへと成長しています。

起業ストーリー

(引用元:https://www.wantedly.com/companies/bokksu/post_articles/395084

Bokksuの創業者・CEOのである、Danny Taing(ダニー・タン)氏の起業ストーリーについて紹介していきます。

Danny Taing氏は、アジア系アメリカ人としてニューヨークで育ちます。スタンフォード大学を卒業後、Googleでの勤務を経て来日します。
早稲田大学で日本語を学び、楽天株式会社に2年勤務する間、日本各地を旅して周り、日本食、特に日本のお菓子の美味しさと種類の豊富さに魅了されます。

その時の経験から、日本の美味しいお菓子を世界の人に届けたい、食やメディアを通じて世界の人々をつなぎ、文化をサステナブルなものにしたい、という想いを抱き始め、創業に至りました。

資金調達:25億円の資金調達に成功

(引用元:https://digiday.jp/modern-retail/i-was-laughed-out-of-the-room-how-bokksu-founder-danny-taing-bootstrapped-his-business-to-a-100m-valuation/https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000093957.html

2022年1月に、Bokksuは、2200万ドル(日本円:25億円)シリーズAの大型資金調達を行いました。こいのラウンドはValor Siren Venturesが主導し、Company Ventures、サンクゼール、WiL、Headline Asia、Gaingels等が参画しています。 この資金調達を通して、以下を実現したいと語っていました。

「取扱い商品の拡充、よりスムーズなデリバリーはもちろん、更に、お客様に本物のアジア文化を提供するための、より楽しく独創的で、魅力的な顧客体験を確立して参ります。」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000093957.html

将来展望

(引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000093957.html

Bokksuは2023年9月に、JAPAN CRATEを買収し、世界最大の日本菓子サブスクリプション会社になりました。

2014年に設立したJAPAN CRATEは、日本を代表するポップカルチャーと共に、日本のお菓子を届けるサブスクリプションサービスを展開しています。JAPAN CRATEは、10代後半から30代前半が客層占めており、買収を通じて伝統的な日本菓子を提供するBokksuのサービスをより広い層に届けることが可能になります。

今後は、アウトレットを含む5,000店以上の店舗を持つ米国内の小売パートナーとの関係を強化させ、小売店への展開にも進出を図っていくそうです。

今回は、Bokksu株式会社の紹介を行ってきましたが、New Venture Voiceでは他にも、多くのベンチャー企業について紹介しています。
お菓子のベンチャー企業をまとめた記事もあるので、こちらのリンクからご覧ください。

企業情報

会社名    Bokksu株式会社

代表者    小谷 真一

本社所在地  東京都港区虎ノ門1丁目17番1号 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階

設立年月日  2018年5月

従業員数   48人

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