
ファッションは私たちの個性やライフスタイルを映し出す重要な要素ですが、忙しい日常の中で服を選ぶ時間を取るのは意外と大変ですよね。朝の時間がない時になかなか服が決まらない、どれが自分に合っているのかよくわからずつい無難な服を選んでしまう、といった悩みを誰もが一度は抱えたことがあるのではないでしょうか。株式会社DROBEは、オンラインでのパーソナルスタイリングサービスを提供しています。この記事では、その事業内容や詳しい料金体系、会社概要について解説しています。
株式会社DROBEとは

株式会社DROBE(以下DROBE)は、東京渋谷区に本社を構えるスタートアップ企業で、2019年4月1日に設立されました。経験豊富なプロのスタイリストとAIを組み合わせることで、服選びをよりスムーズで楽しいものに変えています。
今、ファッション業界全体では、AI技術の進化が新たな変革を引き起こしており、ファッションAIアプリの市場規模は急速に拡大しています。そんな中でDROBEは「ファッションは好きだけど、自信がない」という女性に向けてサービスを提供しています。オンラインで自分にぴったりな服を分析し、選ばれた服は自宅に届けられます。自宅でゆっくり試着でき、気に入ったものだけ購入するというこれまでにない体験で、ユーザーを虜にしています。
事業内容 AIによるパーソナルスタイリング

服をオンラインショッピングで購入した経験のある方なら、「思っていたのと違った」「サイズが合わなかった」というオンラインショッピングならではの悩みも理解できるのではないでしょうか。
また、服のサブスクであるレンタルサービスでは、価格帯が高かったり、スタイリストがいなかったりします。
そのような、「痒いところに手が届く」のがこのDROBEのサービスになります。スタイリストが選んだ自分に似合いそうな服を自宅で試着し、気に入ったものだけを購入することができるので、本当に必要な服だけにしかお金を支払う必要がありません。
スタイリングの流れ

次にDROBEの詳しい使い方を説明します。
DROBEは、登録からスタイリストとのやりとりまで全てをLINEで手軽に行うことができます。
① 友だち追加後、プロフィール(好み・体型・予算)を入力し登録。
② 商品テイストを事前確認し、好みを伝える。
③ スタイリストが選んだ商品を自宅で試着し、気に入ったものを購入。
④ 不要な商品は返送し、フィードバックを提供。
また、最終的なフィードバックだけではなく、②の段階で一度商品テイストの確認ができるため、気に入らない場合は修正することができます。この段階を踏まえることでオンラインショッピングでありがちな「思っていたイメージと違った」という問題を解消することができます。
提案された服は自宅で試着できるので、実際に着てみてそのフィット感やデザインを確認することができます。DROBEは言うなれば、「試着可能なオンラインショッピング」なのです。
料金プラン
DROBEには、都度払いと使い放題プランの2つの選択肢があります。
都度払いプラン

都度払いプランでは、1回ごとにスタイリング料金が発生します。
使い放題プラン

使い放題プランでは月額料金を支払うことで、何度でもスタイリングを依頼できます。通常1配送ごとにかかるサービス料¥4,290(税込)を都度払いする必要がなくなり、よりお得に利用できます。また、プロのスタイリストがコーディネートするセレクトBOXとの併用により、サービス料、送料・仮送料が無料になる特典もあります。
ユーザーの体験

DROBEの強みは、ただ服を選んでくれるだけでなく、スタイリストが個々のユーザーに合わせたコーディネートを提案してくれる点です。スタイリストが提案するコーディネートは、単に流行に合わせたものではなく、ユーザーの個性や体型にぴったり合うものです。試着してみて気に入らなければ返品することもでき、ストレスなく自分に合った服を見つけることができます。
また、取り扱いブランドは200以上にわたるため、どんなテイストでもユーザーに合った服を提供することができます。3L~5Lのサイズも、数は限定されるものの取り扱いがあるため、Sサイズから5Lサイズまでさまざまな体型のニーズに応えられる仕組みを準備しています。
市場規模 2032年までに284億8,000万米ドルまで成長見込み

近年、ファッション業界において様々なシーンでAIの導入が進んでいます。2023年には、ファッションAIアプリの市場規模が14億3,000万米ドルに達し、2032年までに39.43%のCAGRで284億8,000万米ドルに成長すると予測されています。この成長の背景には、消費者のニーズの変化とAI技術の進化が密接に関連しています。
成長を支える要因
顧客はパーソナライズされた体験に価値を感じるようになっており、そのニーズに応えるためにAIを導入する企業が急増しています。以前から人気のあったオンラインショッピングでは、ユーザーの好みやライフスタイルを分析することで最適なアイテムの提案をできるため、AIの導入が欠かせなくなっています。加えて、AIは過去の購入履歴から個別のスタイリング提案を行うことができるため、効率よく売上を増加させることができます。
また、AIの普及により在庫管理にAIを使用するケースが多く見られることも一因になっています。
社会的なAIの一般化はファッション業界でも、衣服の製造、販売、着用方法などに導入され、今後もその幅は右肩上がりになる見込みです。
実際の事例
AIを活用したファッションサービスは、すでに多くの企業に導入されています。たとえば、DROBEと似たサービスを提供するニューヨークの会社「Stitch Fix」はAIとスタイリストを組み合わせたサービスで人気を集め、2017年ニューヨーク市場で上場しています。
3分でわかるDROBE
現在DROBEでは、積極的な採用を行っており、DROBEとはなにもので、どこに向かっていくのか、わかりやすくまとめたページを公開しています。他にも、会社のビジョンや働き方を見やすくなっているので、興味のある方は是非ご覧ください。
詳細はこちら(3分でわかるDROBE We are hiring!!)
会社概要
名称 株式会社DROBE
設立 2019年4月1日
代表者 山敷 守
所在地 〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町4-10 HAMMER by co-ba
お問い合わせ https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfZovpHi-SA-4-uJzXjvLfEKhS1l3n-UqIN5RU031Z5HDN5MA/viewform
まとめ
株式会社DROBEは、AIとスタイリストの専門知識を融合させることで、ユーザーに最適なファッション選びを提供しています。オンラインで服を選ぶことが一層簡単に、かつ楽しくなるこのサービスは、ファッション業界における新たなスタンダードを作り出しています。また、ファッションAIアプリの市場規模は急速に拡大しており、今後もAI技術がファッション業界の進化を促進し続けることが予想されます。
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