最終更新日 24/09/13
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【ORIGRESS PARKS】リアルエンタメで新しい未来を創る

エンタメ
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(引用:https://origress.com/

株式会社ORIGRESS PARKS(以下、オリグレスパークス)は、リアルエンタメ*を中心に事業を展開するスタートアップです。

「『正しい進化』で 新しい未来を創る」 をミッションに掲げ、リアルエンタメ分野で、日本一の総合プロデュース会社を目指しています。

※「リアルエンタメ」とは、「リアル」と「エンターテインメント」の略語を組み合わせたもので、現実世界で体験できるエンターテインメントを指します。

沿革

オリグレスパークスは2021年に吉武優氏によって創設され、これまでリアルエンタメ事業を中心に展開してきました。

2022年4月には、エンタメ施設に行き放題のサブスクリプション「レジャパス」を開始。

2022年9月には、週刊東洋経済が発表する「すごいベンチャー100」に選出されました。

2023年10月にはエンタメ施設の集客をサポートするサービスである「エンタメベース」を開始。

2024年2月には、人気のアニメなどと全国各地のレジャー施設がコラボし合同で行う周遊イベントである「レジャフェス」を開始しました。

オリグレスパークスは今後も、リアルエンタメ事業をより拡大していく予定です。

事業内容

「レジャパス」

(引用:https://lejatown.com/ニュース/日本最大の遊び放題サブスク「レジャパス」とは/

レジャパスは、エンタメのサブスクリプションサービスです。

月額料金を支払うと、加盟している水族館や遊園地などの施設に行き放題(同一施設は月に1回まで)になります!

価格は利用できる施設の種類や利用日によって、月額で税込2178円、3278円、4378円の3プランがあります。

会員がレジャパスを利用して施設に入場すると、施設側に分配金が支払われる仕組みです。

エンタメベース

(引用:https://entamebase.com/)

エンタメベースは、商業施設、レジャー施設、自治体、スポーツ観戦といったリアルエンタメの集客をサポートするマッチングサービスです。

エンタメベースは、商業施設、レジャー施設、自治体、スポーツ観戦などの集客を必要としている発注者と、自社のサービスやコンテンツには自信があるが、プロモーションがうまくいかない受注者を繋げ、最適なマッチングを実現します。

レジャフェス

(引用:https://www.lovelive-anime.jp/news/01_2947.html)

レジャフェスとは、人気アニメと全国のレジャー施設が共同で開催する周遊イベントです。

第1弾は全国10ヶ所のレジャー施設が「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」とコラボレーションしました。(開催期間:2024年2月1日~2024年3月18日)

(引用:https://www.lovelive-anime.jp/news/01_2947.html

全国のレジャー施設ごとに、異なるメンバーの実物大パネルやグッズ販売、限定アナウンスなどを聞くことができます!

資金調達:創業から4年で累計調達額は4億円

オリグレスパークはこれまでに複数回資金調達を達成しており、累計調達額は約4億円です。

主な株主には株式会社アイフリークモバイル、三菱UFJキャピタルなどがあります。

同社は調達した資金を元に、レジャー・温泉に加えてイベント系ラインナップも充実させていきます。

市場規模:2022年の余暇市場は62.8兆円

公益財団法人日本生産性本部余暇創研の「レジャー白書2023」によると、2022年の余暇関連市場規模は62兆8230億円で、前年比12.7%増でした。

コロナ禍に伴う行動制限の全面解除が行われた2022 年は、国内観光旅行をはじめとする外出を伴うレジャーが参加人口上位に戻り始める一方で、動画鑑賞や読書などの在宅レジャーも引き続き上位となりました。

www.jpc-net.jp

起業の経緯

https://amater.as/article/2023/06/06/origress-parks/#i-8

以下は、オリグレスパークスの代表吉武氏による起業までのストーリーです。

電通に入社する前は、電通の社長になろうと考えていました。ですが、入社してわずか1ヶ月で、自分は絶対なれないと悟りました。電通ほどの大きい会社で社長になるためには、30年ほどサラリーマンを続ける必要があります。上司や部下から信頼を得て、大きな失敗をすることなく、安定的に結果を出し続けて1段ずつ出世の階段を上がるのです。

そこで母を思い出し、電通ほど大きくなくていいので、身近な社員を大切にしながら長く経営者として歩む人生の方が自分に合うだろうと考えました。

とはいえ、電通のコミュニティには本当にお世話になりましたし、所属している期間も辞めた後もフル活用しています。縦横無尽に活動する中でビジネスを学ばせてもらいましたし、とにかく同期が優秀だったので、「シニア向けテーマパークを作るから協力して!」と何人も集めて定例会を開催し、何通りもの企画書も作ったこともありました。

2018年には全ての有給休暇を使って世界一周(18ヵ国25都市)も行いました。世界中のエンタメを視察する中で、自分自身との対話を何度も繰り返す時間でした。

当たり前ですが、テーマパーク事業はとにかくお金がかかります。ベンチャーと相性が悪いことも分かっています。それでも、自分の人生をかけてテーマパーク事業をやりたい。最終的にはディズニーを凌駕するほどの、今までにないテーマパークを作りたい。

その想いを胸に、ORIGRESS PARKSの創業に踏み切りました。まだ、この会社ではできていませんが、遠くない未来に必ず創ることを決めています。

CEOインタビュー 株式会社ORIGRESS PARKS 代表取締役社長 吉武優氏 – 厳選スタートアップ転職・副業ならアマテラス

将来展望:オリジナルテーマパークを創る

オリグレスパークは今後、日本のアニメなどの作品を国内外に届けるオリジナル施設の展開を目指しています。

最終的には未来を担う子どもたちのためのテーマパーク、日本の良さであるアニメなどの作品をRe Artして国内外に感動を届けるオリジナルの施設を展開したいと考えております。現在は販促ツールのレジャパスに力を注いでいるので、このサービスでの目標は「日本の全エンタメを束ねる夢の年パスを作る」ことですね。

各施設が単体でチケットや年パスを販売するのではなく、日本全国のあらゆるリアルエンタメが1つのテーマパークであるという発想で、全てのエンタメが1枚で遊び放題になるパスがあったら、人生如何に有意義で便利になることかと、真剣に考えて取り組んでおります。人生1回きりであり、最大限遊び尽くすべきです。

人同士が忘られない素敵な想い出を残すために、リアルなエンタメは存在します。そんなエンタメ産業の活性化、人類の遊びの最大化のために、私たちは活動しています。

全国のリアルエンタメの定額制サービスを提供 – ORIGRESS PARKS | インタビュー | MUGENLABO Magazine – オープンイノベーション情報をすべての人へ

会社概要

会社名:株式会社ORIGRESS PARKS(オリグレスパークス)

所在地:東京都品川区西五反田1-27-5 VORT五反田ビル 3F

資本金:4億円(資本準備金を含む)

設立年月日:2021年4月

代表:代表取締役社長 吉武優

まとめ

この記事では、リアルエンタメを中心に事業を展開する株式会社ORIGRESS PARKSについて紹介してきました。

New Venture Voiceでは、このような注目スタートアップを多数紹介しています。

オリグレスパークス以外のエンタメ企業についてもまとめているため、関連記事もご覧ください。

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