【SANU】別荘サブスクで大自然に家を持とう

SANU(サヌ)は、⼈と⾃然が共⽣する社会の実現を⽬指すライフスタイルブランドです。
福島 弦(ふくしま げん)氏が、ミッションとして「Live with nature./ 自然と共に生きる。」を掲げてスタートしました。 同社は主に、「SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)」というサービスを提供しています。
同サービスでは、北海道から奄美大島まで、日本全国の自然豊かな場所にある別荘を、月額5.5万円で利用することが可能です。自然豊かな環境に別荘を持ちたいというニーズに応えています。

事業内容:自然のなかで持つもう1つの家

SANUの代表的なサービス2つをこれから紹介していきたいと思います。

SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)

同社は、「SANU 2nd Home(サヌ セカンドホーム)」というサービスを提供しています。

同サービスは、月額5.5万円で日本国内のさまざまな拠点に滞在できる、サブスクリプション制を採用。スマートフォンで会員登録を行うだけで、都心から片道2時間程度の好アクセスな立地にある拠点を自由に選んで滞在できます。 また、1つの拠点に縛られず、日本の美しい海・山・湖から、目的や気分に合わせて滞在先を選ぶことが可能です。

同サービスは、従来の別荘と比較すると以下のメリットが考えられます。

  • 多くの滞在先から選択可能: 別荘所有者は1拠点が一般的ですが、SANU会員は現在7拠点50棟、将来的に20拠点200棟以上の拠点から滞在先を選ぶことができます。
  • 低コストで利用可能 : 別荘所有には高額な初期費用と年間60~80万円の維持費がかかるが、SANU会員は初期費用ゼロで月額5.5万円で利用が可能です。
  • 年間利用日数も担保 : 別荘所有者は平均30日程度だが、SANU会員も同程度の30泊が可能です。

SANU CABIN MOSS(サヌ キャビン モス)

同社は2024年4月に、新たな建築モデルである「SANU CABIN MOSS(サヌ キャビン モス)」を発表しました。

新型のキャビンは、より厳しい自然環境下でのセカンドホームライフの提供を目的としています。具体的には、耐久性が向上したことで、豪雪地帯などでも安心してセカンドホームライフを送ることができるようになりました。同社は、初展開地を北軽井沢(長野県)に決定。その後も、白馬(長野県)・南アルプス(山梨県)・ニセコ(北海道)等の山岳地域へ展開予定です。

資金調達:サービス開始から2.5年目で、120億円調達

(出典:https://japan.cnet.com/article/35217238/

同社は、サービス開始から2.5年目で、累積調達金額が120億円に達しました。

2022年7月、同社はシリーズAで総額19億円を調達し、累計50億の資金を獲得しました。さらに、2024年4月には、70億円の追加資金調達を実行しています。

将来展望:日本各地の美しい自然の中に「もう一つの家」を

「SANU 2nd Home」は2021年11月、白樺湖と八ヶ岳の2拠点からサービスを開始しました。2022年7月に初期目標である7拠点50棟が完成・運用を開始。 今後は、2024年末までに、30拠点200室まで拡大。国内最大の会員制別荘サービスへと成長させる見込みです。

さらにその後は全国、そして世界へ拡大予定です。日本各地の美しい自然の中に「もう一つの家」を持ち、多くの方がセカンドホームへアクセスできるような社会を目指します。

市場規模:セカンドホームの需要の高まり

日本では従来、セカンドホームを持つのは富裕層に限られるというイメージが強くありました。
一方、海外ではセカンドホーム保有率が高いです。アメリカでは総世帯数の6%、スウェーデンでは15%がセカンドホームを所有しており、日本の0.7%を大きく上回っています。

日本国内でもセカンドホームへの需要が高まっています。不動産流通経営協会による調査によると、コロナ禍を機に働き方や生活スタイルが変化によって、約661万人が今後「複数拠点生活を行いたい」と考えていることがわかりました。都市部での生活拠点は残しつつ、もう一つの拠点としてセカンドホームを持ちたいという需要が高まっているといえます。

セカンドホーム利用者の増加は、都市部の人口を地方に分散させ、地域経済の活性化や雇用創出にもつながると期待されています。このように、セカンドホームの市場規模は国内外で急拡大しており、今後さらに需要が高まると予想される。

不動産流通経営協会による「複数拠点生活に関する基礎調査2020年7月」

https://www.frk.or.jp/suggestion/202007_fukusukyoten_kiso.pdf

沿革

  • 2019年:SANU創業
  • 2021年: SANU 2nd Home 2拠点5室でグランドオープン、11月にサービスを本格的に開始しました。白樺湖1st、八ケ岳1stをオープンし、
  • 2022年シリーズA総額19億円の調達実施、累計50億の調達を達成。
  • 2024年:20拠点200棟に拡大する予定です。
  • 2028年:全国、そして海外へ展開する予定です。

会社概要

会社名:株式会社Sanu
代表者:福島 弦
所在地:〒103-0024 東京都中央区日本橋小舟町14-7 SOIL NIHONBASHI
会社ページ:https://sa-nu.com/
SANU 2nd Home 公式サイト:http://2ndhome.sa-nu.com/

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