Zapierとは、プログラミングの知識がなくても、さまざまなアプリやサービスを連携させて業務の自動化を実現できるノーコードツールです。
特にバックエンドでのデータ送信やアプリ間の連携を簡単に行えるため、業務フローの効率化や人的ミスの削減が期待できます。さらに、Zapierは、直感的な操作が可能なノーコードツールであるため、プログラミングの知識がなくても簡単に複雑な自動化プロセスを構築できる点が魅力です。
本記事では、まずZapierの概要とその強みを紹介した後、複数のノーコードツールを比較しながら、最適なツール選定をサポートします。特にZapierに焦点を当て、他のツールとの違いや特徴を明確に解説します。
Zapierの基本概要
Zapierとは、さまざまなWebアプリケーションを連携させ、自動化ワークフロー(Zap)を作成できるノーコードツールです。プログラミング不要で、以下のようなメリットがあります。
- 手軽に自動化を実現:複雑なコードを書くことなく、クリック操作だけで自動化プロセスを設定できる。
- 多数のアプリ連携が可能:数千種類以上のアプリケーションと連携し、さまざまな業務を自動化できる。
- 初心者にも扱いやすい:直感的なUIにより、IT知識が少なくても簡単に始められる。
一方、以下のようなデメリットも存在します。
- 日本語対応の課題:一部の機能やサポートが英語中心で、日本語対応に限界がある場合がある。
- 複雑なルール設定の難しさ:高度な自動化を行う場合、設定が複雑になり初心者には難しい部分もある。
Zapierと他のノーコードツール(Make、IFTTT)との比較
<Zapier vs Make(旧Integromat)>
Zapierとよく比較されるノーコードツールが、Make(旧Integromat)です。Zapierが対応しているサービスの数は7000以上であり、1500種類のツールとしか連携できないMakeを大きく上回ります。しかし、操作性・料金の面ではMakeの方が良いとの意見もあり、両者は十分な比較検討が必要と考えられます。
Makeについてくわしく知りたい方は、こちらの『【Makeとは?】特徴や他のノーコードツールとの比較(表付き)、料金体系などをわかりやすく解説!』の記事をご覧ください。
<Zapier vs IFTTT>
Make以外にも、Zapierとよく比較されるのが、IFTTTです。両者を料金や連携可能なサービス数、機能面で比較すると、Zapierは料金がやや高めである一方、機能が非常に充実しています。一方で、IFTTTはシンプルな料金体系を採用しており、低コストで利用できる点が特徴です。
具体的に連携可能なサービスの数を比較すると、Zapierは7000以上のサービスと連携できるのに対し、IFTTTは約900と少なめです。ただし、用途や必要な機能に応じて、どちらが適しているかは異なるため、目的に応じた選択が求められます。
Zapierの導入コストと料金プランの比較
- 無料プラン:基本的な機能を利用可能。少数のZap、更新頻度の制限あり。
- 有料プラン:少人数利用から企業向けまで、タスク数やプレミアム機能が拡充。月額料金に応じて、使用可能なタスク数やサポートが向上。
他ツールの料金体系
- Make、IFTTTのどちらも無料トライアルや複数の有料プランを提供しています。それぞれの料金体系を確認し、自社のニーズに合ったプランを選ぶことが重要です。
料金プラン比較(2025/01/15現在)
プラン | Zapier | Make | IFTTT |
---|---|---|---|
無料 | Free/無料 | Free/無料 | Free/無料 |
有料プラン | Professional:月額3200円(20ドル) | Pro:月額1400円(9ドル) | Pro:月額470円(3ドル) |
チームプラン | Team:月額11000円(70ドル) | Teams:月額4500円(29ドル) | Pro+:月額1960円(12.5ドル) |
企業向けプラン | Enterprise:相談 | Enterprise:相談 | 情報なし |
Zapierと連携可能なサービス・ツールの紹介
Zapierが連携する主要サービス: Zapierは数千のアプリケーションと連携可能です。
- ビジネスツール:Slack、Microsoft Teams、Google Workspace、Salesforce、Zendeskなど
- 生産性ツール:Trello、Asana、Notion、Airtableなど
- マーケティングツール:Mailchimp、HubSpot、Google Analyticsなど
- Eコマース・支払い関連:Shopify、WooCommerce、Stripe、PayPalなど
他のノーコードツールの連携例: MakeやIFTTTも多数のサービスと連携可能ですが、Zapierは連携可能なアプリの数と互換性で優れている場合が多く、ビジネスニーズに応じた複雑な連携設定も比較的容易です。
連携の利点:
- 異なるツール間でのデータ同期やワークフロー自動化がスムーズに行えます。
- 新しいアプリケーションが登場してもZapierは迅速に対応し、最新のサービス連携を可能にしています。
連携できるアプリやツールについて確認したい方は、こちらの公式サイトから検索することができます。
まとめ
本記事では、Zapierを中心に他の主要なノーコードツールとの比較を行いました。各ツールの強みや弱み、料金体系、連携可能なサービスを理解することで、自社に最適な自動化ツールを選定する際の参考になるはずです。
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