最終更新日 24/07/30
国内スタートアップ注目企業

【スマドリ】アサヒビールが創る、新しいお酒の文化

まとめ記事社内スタートアップ食品
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(引用元:https://www.asahibeer.co.jp/smartdrinking/https://www.asahibeer.co.jp/smartdrinking/

今回紹介するスマドリ株式会社(以下、スマドリ)は、新しくて楽しいお酒の生活文化「スマートドリンキング」を提供する、アサヒビールと電通デジタルのジョイントベンチャーです。 スマートドリンキングとは、誰もが楽しめる、多様性を認め合えるお酒の飲み方を指しています。

スマドリの「何を飲んでもええねん!」という、ダウンタウン浜ちゃんのCMを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

スマドリは、一人ひとりの体質や気持ちに合わせたお酒の飲み方を推進し、商品や飲食店の展開、イベントの開催などを行っています。

今回は、そんなスマドリの取り組みや、沿革、アサヒグループの新規事業開発についても紹介していきます。

事業内容:飲み方を、もっと自由に、もっと自分らしく。

(引用元:https://www.asahibeer.co.jp/sustainability/drinking/engage/https://www.asahibeer.co.jp/sustainability/drinking/engage/

アサヒビールは「さまざまな人々の状況や場面における飲み方」の選択肢を拡大し、多様性を受容できる社会を実現すること」を目的に、さまざまな取り組みを行っています。 今回は、2つのスマドリ事業を紹介していきます。

①商品展開 ~スマートカテゴリーの拡大~

(引用元:https://www.asahibeer.co.jp/sustainability/drinking/engage/

スマドリの取り組みでは、スマートカテゴリーの拡大とともに「責任ある飲酒」を推進中です。
アルコール度数3.5%以下の商品がスマートカテゴリー商品と定められており、人々のアルコール度数選択の機会を広げ、アルコール摂取量を管理できるようにすることを目標に、商品展開されています。

商品としては、アルコール度数0.00%のビールテイスト飲料「アサヒドライゼロ」「アサヒ ゼロ」「アサヒスタイルバランスプラス」の提供を行っています。
また、アルコール度数0.5%の微アルコール ビールテイスト飲料「アサヒ ビアリー」や微アルコールワインテイスト飲料「ビスパ」、アルコール分3.5%の「スーパードライドライクリスタル」などの販売も行っています。

②店舗展開 ~スマドリ文化の発信拠点~

(引用元:https://www.asahibeer.co.jp/news/2022/0420_1.htmlhttps://www.asahibeer.co.jp/sustainability/drinking/engage/

スマドリでは、商品だけではなく、店舗の展開も行っています。
2022年6月には、「スマドリバー渋谷」を渋谷センター街にオープンしました。
アルコール分0.00%、0.5%、3.0%のドリンクを100種類以上楽しむことができるバーで、自分の体質や好みに合ったドリンクを選ぶことができます。

2023年5月には、ノンアルコールドリンクを提供することで飲酒運転防止に繋がる「Ariake Miraie CAFÉ」をトヨタモビリティ東京有明店内に設置し、同年9月にも「THE 5th by SUMADORI-BAR」を渋谷にオープンしました。
「THE 5th by SUMADORI-BAR」は、酔わなくても楽しめる新しい大人の嗜好品を提供する、新しいバーです。

これらの店舗を拠点に、スマートドリンキングの機会提供や情報発信を行っています。

沿革:店舗の開設やコラボを経て、飲酒の多様性を普及

(引用元:https://www.jma2-jp.org/award/fifteenhttps://www.asahibeer.co.jp/smartdrinking/company/

スマドリは、2022年1月にアサヒビールと電通デジタルのジョイントベンチャーとして設立されました。 同年4月には、スマドリ初の店舗となる「スマドリバー渋谷」を開店します。

2023年1月には、味の素とスマドリでコラボレーションをします。Z世代に向けて適切なアルコールの楽しみ方と、適正な塩分の食事体験を推進するために、スマドリバー渋谷にて、味の素のうまみ調味料を活用した、減塩メニューの提供を開始しました。

2023年5月には、第15回日本マーケティング大賞で「スマドリバー渋谷」がグランプリを受賞しました。 その後も、教育機関や食品メーカー、地方自治体などと協力し、飲酒の多様性を普及させています。

「お酒を飲まない人」という巨大市場に注目

(引用元:https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00314/062700028/

アサヒビール新価値創造推進部の以下の調査によると、日本人の20~70代の約7000万人が日常的にお酒を飲まないことがわかっています。

アサヒビールが試算したところ、日本の20~70代約9000万人のうち、お酒を日常的に飲む人はわずか2000万人にとどまった。飲めるけど飲まない、そもそも全く飲まない人は計5000万人にのぼり、残りの2000万人も「家飲み」や「外飲み」が月1回未満という、ほとんど飲まない層だった。

これまでアサヒビールは、お酒を飲む人の声に耳を傾けて開発をしてきたが、スマドリを機に「飲めない人」「飲まない人」に着目し始めています。

アサヒの新規事業開発

(引用元:https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00438/00020/https://creatorzine.jp/news/detail/5287

アサヒグループが抱える課題解決と新規事業開発を目的に、2023年1月に、イノベーション推進組織FCH(Future Creation Headquarters)が設置されました。 2024年4月時点で、進行している施策が約15件あり、積極的に新規事業の立ち上げやベンチャー企業との連携を行っています。

今回は、アサヒビールの「スマドリ」について紹介してきましたが、New Venture Voiceでは、他にもサントリーやサッポロビール、キリンなどの社内ベンチャーや、社内起業制度についての記事を掲載しています。関連記事からご覧ください。

企業情報

会社名    スマドリ株式会社

代表者    高橋 徹也

本社所在地  東京都墨田区吾妻橋1-23-1

設立年月日  2022年1月5日

資本金    1,000万円

従業員数   7人(2024/5現在)

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