【Rokid】最新ARグラスを開発する中国発のユニコーン企業

Rokid Inc. （以下、Rokid）は、拡張現実（AR）技術を中心にした製品を開発する中国発のユニコーン企業です。

同社の製品は100か国以上でのべ100万人以上のユーザー数を誇るほか、独自技術は宇宙ステーションや世界のTOP500企業30%以上で導入されており、大注目の企業です。

本記事では、同社の製品・市場規模・資金調達等について詳しく説明していきます。

事業内容

Rokidの現在の主力事業は、AR技術を中心にした一般消費者向けの製品開発です。

「Rokid Max」は、先進的な拡張現実（AR）グラスです。

215インチの大画面プライベートスクリーンで視聴体験を楽しむことができます。

自宅と移動中、Rokid Maxはどこでもシアター級のエンターテイメント体験を提供できます。

Rokid Maxの特徴

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「Rokid Station」は、ポータブルなAndroid TVデバイスです。

ARグラスと連携してRokid Stationを起動すると、Android TVのホーム画面が表示され、対応ストリーミングサービスやアプリがスマホなしで利用可能になります。

Rokid Stationの特徴

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Rokidの会社沿革は以下の通りです。

2014年：中国杭州で設立。
2015年：北京とサンフランシスコに研究開発拠点を設立。
2016年：会話できるスピーカー「Rokid Alien」発売。
2020年：ARグラス「Rokid Glass 2」と5G産業用耐爆MRグラス「X-Craft」発売。
2021年：初のコンシューマー向けARグラス「Rokid Air」発売。
2023年：第2世代コンシューマー向けARグラス「Rokid Max」をリリース。ARグラス用ポータブルAndroid TV™デバイス「Rokid Station」発売。

同社は2020年までは産業向けのARデバイスを開発していたのに対し、2021年に発表した「Rokid Air」以降は一般消費者向けにピボットしました。

今後は一般消費者向け、産業向け双方を拡大していく予定です。

Rokidはこれまで複数回の資金調達を達成しており、主要な資金調達は以下の通りです。

①2023年11月

Rokidは、ネットドラゴン・ウェブソフトを含む投資家から1億1200万ドル（約165億円）を調達しました。同社はこの資金調達の結果、ユニコーン企業となりました。

②2024年1月

中国東部の合肥市の政府が主導する資金調達ラウンドで約7000万ドル（約100億円）を調達しました。

Rokidは、この資金調達ラウンドの評価額が10億ドル（約1470億円）に達したと発表しました。

同社は調達した資金を元に、中国の「ベンチャーキャピタル都市」として知られている合肥市に企業顧客向けのオフィスを建設する予定です。

Fortune Business Insightsによると、世界のAR市場は2023年に627億5000万ドルです。

同市場は2032年までに1兆8694億ドルに成長すると予測されており、予測期間中に45.4％の年平均成長を見せると予測されています。

このようにAR市場は現在急成長であり、今後さらに需要が高まっていくことが予想されます。

会社名：Rokid Inc.

所在地：2608 Spring St. Redwood City, CA 94063

設立年月日：2014年7月

代表：Misa Zhu

本記事では、拡張現実（AR）技術を中心にした製品を開発するRokid Inc.について紹介してきました。

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