【スタジオプレーリー】肩書き以上の自分を交換！注目のデジタル名刺「プレーリーカード」

日本は世界一名刺を消費すると言われる国ですが、ビジネスのデジタル化が進む中で「デジタル名刺」が脚光を浴びています。商習慣から依然として紙の名刺が多用されていますが、より多くの情報を手軽に共有でき、環境にも優しいと独自のメリットが評価されつつあります。

そんなデジタル名刺業界で、徐々に人気を伸ばしているのが「プレーリーカード」です。このカードは、スマホをかざすだけで、肩書きだけでなく、趣味や副業などのプライベートな情報を交換することができます。利便性とデザイン性が高く評価され、サービス開始から1年半で約40万回も利用されたそう。

このプレーリーカードを提供する「株式会社スタジオプレーリー」(以下、スタジオプレーリー)は、美大卒の坂木 茜音氏と、メルカリで新規事業を手がけた片山 大地氏によって設立されたスタートアップです。彼らは「名刺は肩書きだけを伝えるもの」という従来の考え方に疑問を抱き、人との出会いをより豊かにすることを目指しています。

今回は、日経クロストレンド「2024年飛躍する厳選企業12」に選ばれるなど、注目を集めるスタジオプレーリーについてご紹介します。

事業内容：デジタル名刺「プレーリーカード」の運営

スタジオプレーリーの事業内容は、相手のスマートフォンにかざすだけで自己紹介や情報交換ができるデジタル名刺「プレーリーカード」の運営です。

プロフィールページには勤務先の情報だけでなく、SNSのリンクや趣味の写真など、どんな情報でも掲載できるため、紙の名刺以上に自分を伝えることができます。

また交通系ICカードのように、NFC*に対応したチップが埋め込まれているため、名刺の読み込みにアプリ等は不要です。一般的なデジタル名刺では名刺情報を交換するには専用のアプリが必要なため、相手に余計な手間をかけさせないプレーリーカードは非常に魅力的といえます。

さらに、ペットの写真や気に入ったイラストなど、自分だけの好きなデザインの名刺カードをWebで簡単に作成することが可能です。最近では、日本初の木材素材を使用したデジタル名刺の販売も開始しており、そのデザイン性の高さは折り紙付き。

加えてプレーリーカードは防水で丈夫なICカードであるため、1回買えば一生使うことができます。1枚あたり約4000円と手頃な価格で作成でき、紙資源を無駄にせず環境にやさしいため、最近では個人の愛用者だけでなく自治体・法人からもオファーが増えているそう。

法人向けサービス「プレーリーカード for Business」も展開

スタジオプレーリーは法人向けのサービスとして、「プレーリーカード for Business」も展開しています。同サービスでは複数アカウントを管理画面上で一括管理することが可能です。

社内コミュニケーション活性ツール・ショップカードなど、さまざまな利用方法で自治体や大企業への導入が進んでいるそう。

資金調達：2023年9月にシードラウンドの資金調達を実施

スタジオプレーリーは2023年9月27日に、ESG特化型ファンドを運営するインクルージョン・ジャパン株式会社、株式会社MIXIを引受先とした第三者割当増資、および金融機関からの融資により、シードラウンドの資金調達を実施したと発表しました。なお詳細な調達金額は明らかにされていません。

今回調達した資金は、デジタル名刺「プレーリーカード」、法人向けサービス「プレーリーカード for Business」のサービスアップデート・新機能開発・新商品開発、およびプロダクト基盤強化に必要な人材の採用に活用するそうです。また株式会社MIXI、およびMIXI GROUPとの事業連携も検討していくと発表しています。

スタジオプレーリーの「人の出会いを豊かにする」というミッションが達成されることに期待です。

企業概要

• 企業名：株式会社スタジオプレーリー
• 共同代表：坂木茜音・片山大地
• 設立：2020年7月
• 所在地： 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-11-2-305
• 公式HP：https://corp.studio-prairie.com/

まとめ

本記事では、デジタル名刺「プレーリーカード」を販売する株式会社スタジオプレーリーについて紹介しました。

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株式会社スタジオプレーリーのように、国内外の面白い企業についてもまとめているため、関連記事もご覧ください。

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