ノーコードツール「Bubble」とは?特徴や向いている用途を解説!

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Bubble(バブル)とは、コードを書かずにWebアプリケーションを開発できるノーコードツールです。

ドラッグ&ドロップで直感的に操作できるため、専門的な知識がなくてもアプリを簡単に作成できます。現在、世界中で300万人以上が利用しており、特にWebアプリ開発において人気があります。高度なカスタマイズが可能な点も大きな特徴です。

本記事では、ノーコードツールの1つであるBubbleについて、メリット/デメリットや料金体系、開発事例等を紹介していきます。

Bubbleを活用するメリット

  1. プログラミング不要
    コードを一切書かずに、アプリやウェブサービスの開発が可能です。従来、アプリ開発にはプログラミングの習得が必須でしたが、Bubbleを使えばそのプロセスが省けるため、誰でも簡単に開発を始められます。
  2. 開発コスト削減
    エンジニアなどの専門知識が不要なため、人件費を大幅に削減できます。コスト面でのメリットは、スタートアップ等にとって大きな利点です。
  3. 開発スピードの向上
    ドラッグ&ドロップ操作により、直感的かつ迅速にアプリケーションを構築できます。アイデアを即座に形にできる点が、Bubbleの強みです。
  4. 環境構築が不要
    サーバーのセットアップなど、従来の開発で必要だった煩雑な環境構築を省略できます。アカウントを作成(既存のGoogleアカウントでも可)するだけで、ブラウザ上で簡単に開発を始めることが可能です。初心者にとっても負担が少ない設計です。
  5. レスポンシブデザイン対応
    PCやタブレット、スマホなど、様々なデバイスに対応したアプリが作れます。他のノーコードツールではデバイスに制限がある場合もありますが、Bubbleは高いデザイン自由度を誇り、柔軟なレイアウトを構成することも可能です。

Bubbleを活用するデメリット

  1. SEO対応が限定的
    Bubbleは基本的なSEO設定しか対応していません。高度なSEO対策を行うには限界があります。Webサービスの集客には別途工夫が必要と言えます。
  2. 操作画面が英語表記
    Bubbleの操作画面やサポートは英語です。日本語での利用ができない点は不便さを感じることがあります。
  3. 実行速度の低下
    従来のコーディングに比べ、Bubbleで開発されたアプリは処理速度が遅くなることがあります。
  4. 複雑なアプリには不向き
    Bubbleは、小・中規模のアプリまでに対応していますが、大規模や複雑な機能を持つアプリには限界があります。多くのユーザーが同時にアクセスする場合や、高度なカスタマイズが必要な場合、他の開発方法を検討した方が良いでしょう。

ノーコードツールBubbleの料金プラン

Bubbleには、以下の料金プランが用意されています。各プランの特徴を簡潔にまとめました。

プラン名月額料金対象主な機能
Free$0/月Bubbleの学習や開発中のプロジェクト向け開発バージョン、APIコネクタ、1エディタ、50Kワークロード/月、6時間分のサーバーログ
Starter$29/月(年払い)小規模から中規模のユーザーベースを持つMVPやシンプルなツール向けライブアプリ、カスタムドメイン、175Kワークロード/月、2日間のサーバーログ
Growth$119/月(年払い)複雑な機能を持つコンシューマー向けプロジェクトに最適2エディタ、プレミアムバージョン管理、250Kワークロード/月、14日間のサーバーログ
Team$349/月(年払い)大規模チームでの高負荷なプロジェクト向け5エディタ、サブアプリ、500Kワークロード/月、20日間のサーバーログ
Enterprise要問い合わせセキュリティとスケールを重視する大規模プロジェクト向け専用サーバー、優先サポート、強化セキュリティ、カスタムワークロード

Bubbleは、プロジェクトの規模やニーズに応じて柔軟なプランを提供しています。各プランには、無料トライアルや必要な機能に合わせた料金設定が用意されています。

詳細は公式サイトをご覧ください。

ノーコードツールBubbleによる開発事例

ここでは、Bubbleによって開発されたアプリ、Webサービスを4つ紹介していきます。

  1. SANU 2nd Home(別荘サブスクサービス)
    • 自然豊かな場所にセカンドホームを持つことができるサービス
    • 2024年2月時点で、15拠点78室を運営
    • 機能:会員登録、宿泊予約、キャンセル、変更、チェックイン・チェックアウト
  2. Beelango (言語学習アプリ)
    • 全世界で10万人以上のユーザーを獲得した言語学習プラットフォーム
    • アラビア語やヘブライ語など、一般的でない言語のコースも提供
    • 売上高30万ドル(約3500万円)を達成
    • 機能:eラーニング機能、ユーザー管理、課金システム
  3. ReMoCe (オンラインMC予約サービス)
    • オンライン飲み会やイベント用のMCを検索・予約できるアプリ
    • わずか1ヶ月という短期間で開発された
    • 機能:予約管理システム、ユーザープロフィール、検索機能
  4. SPOT DOCTOR (医師向けバイト探しアプリ)
    • 医師専用の求人情報サービス
    • 医療機関と医師のマッチングを効率化
    • 機能:ユーザー認証、求人情報管理、マッチングアルゴリズム

Bubbleの始め方・使い方

開発画面:画面左でがタブを選択
  1. アカウント作成
    Bubble公式サイトでアカウントを登録(既存のGoogleアカウントでも可)します。
  2. アプリ作成
    「Create a new app」からアプリ名を入力し、プランを選択します。
  3. 開発画面で操作
    Design、Workflow、Dataなどのタブ*を使いこなします。
  4. チュートリアルの活用
    公式が提供するチュートリアルを完了させましょう。

主要なタブについて
Design:テキストやボタンなどのオブジェクト(Bubbleでは「Element」や「要素」と呼ばれます)を配置する画面。
Workflow:ボタンを押すと何かが表示されるなど、要素に対する動作を設定する画面。
Data:データベースの設定をする画面。

Bubbleの最新情報(2024年9月現在)

(出典:https://bubble.io/ai-website-generator

2024年6月14日、BubbleにAI機能が追加されました。この新機能により、デザインの自動生成が可能となり、アプリ開発の効率が大幅に向上すると期待されています。これまで手作業で行っていたデザイン作業が、AIの力で一瞬にして完了します。

公式サイトの紹介動画では、AIがWebサイトのデザインを瞬時に生成している様子が確認できます。開発者の負担が大幅に軽減されるでしょう。

BubbleのAI機能の登場により、ノーコード開発がさらに手軽で効率的になることが期待されています。


以上、ノーコードツールBubbleについて解説しました。プログラミング経験がなくても、高度なWebアプリケーションの開発が可能なツールとして、今後さらなる普及が見込まれます。

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